家づくりの進め方

坪・畳・㎡の換算広さの単位の関係と、間取り図の畳数の読み方

住宅の広さは、坪・畳・平方メートルで表されます。単位の換算式と、間取り図の畳数の注意点(地域差・1畳の大きさの違い)を、計算例とあわせて整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

坪・畳・㎡の換算とは

住宅の広さは、坪(つぼ)・畳(じょう)・平方メートル(㎡)の、複数の単位で、表されます。法令・登記・契約書では、㎡が使われますが、会話・広告では、坪・畳も、よく使われます。単位の関係を、理解しておくと、図面・見積書・広告を、正しく読み取れます。

単位の関係(換算式)

単位 換算
1坪 約3.30578㎡(約3.3㎡)。2畳分(約1.82m × 1.82m)
1㎡ 約0.3025坪
1畳 約1.62㎡(目安)。地域・種類により、異なる(下記)
坪数 = ㎡ ÷ 3.30578(概算:㎡ ÷ 3.3)
㎡ = 坪数 × 3.30578(概算:坪数 × 3.3)

換算の例

㎡ 坪(約)
33㎡ 約10坪
66㎡ 約20坪
99㎡ 約30坪
120㎡ 約36.3坪
132㎡ 約40坪
坪 ㎡(約)
25坪 約82.6㎡
30坪 約99.2㎡
35坪 約115.7㎡
40坪 約132.2㎡

畳の大きさの違い

1畳の大きさは、地域・種類によって、異なります。

種類 大きさ(約) 主な地域
江戸間(関東間・五八間) 1,760mm × 880mm(約1.55㎡) 関東・東北など
中京間(三六間) 1,820mm × 910mm(約1.66㎡) 東海・中部など
京間(本間) 1,910mm × 955mm(約1.82㎡) 関西・西日本など
団地間(公団サイズ) 1,700mm × 850mm(約1.45㎡) 集合住宅

「8畳」と書いてあっても、江戸間と京間では、実際の広さが、異なります。

不動産広告での畳の基準

不動産広告では、「1畳=1.62㎡以上」(各室の壁心面積を畳数で割った数値)を、基準として、畳数を表示する、という規約(不動産の表示に関する公正競争規約施行規則)があります。畳数は、目安であり、実際の畳の大きさとは、異なる場合があります。

例 広さの計算
LDK 16畳 16 × 1.62㎡ = 約25.9㎡(以上)
洋室 6畳 6 × 1.62 = 約9.7㎡

間取り図の畳数は、部屋の壁の中心線から計算されるか、内法(壁の内側)から計算されるか、図面・会社によって、異なる場合があります。

面積の種類(住宅)

面積 内容
敷地面積 土地の面積
建築面積 建物を、真上から見た面積(建ぺい率の基準)(建ぺい率)
延床面積 各階の床面積の、合計(容積率の基準)(容積率)
専有面積 マンションの、室内の面積
施工床面積 工事を行う、面積(バルコニーなど、含む場合)(坪単価とは)

具体例:広さのイメージ

広さ イメージ
LDK 15畳 約24.3㎡(約7.4坪)。4人家族で、やや余裕が、ある
延床面積 30坪(約99㎡) 4人家族の、標準的な広さと、言われる(間取り・暮らし方による)
敷地面積 50坪(約165㎡) 建ぺい率60%の場合、建築面積は最大約99㎡(30坪)

坪・畳・㎡を換算する流れ

  1. 面積の単位を、統一して比較する(㎡に統一するなど)。
  2. 間取り図の畳数は、目安として見る。
  3. 実際の広さは、モデルハウス・実例で、体感する。
  4. 図面の寸法(mm)で、確認する。

坪・畳・㎡の換算の注意点

  • 「畳」と「㎡」の換算は、1.62㎡/畳が、広告の基準ですが、実際の畳とは、異なります。
  • 建築面積・延床面積には、算入されない部分(バルコニー・ポーチ・小屋裏など)が、あります。
  • 計量法では、取引・証明に使う面積の単位は㎡とされ、坪は法定計量単位ではありません。広告の「坪」表記は、㎡表示に併記する参考値として扱われるのが一般的です。

坪・畳・㎡の換算でよくあるミス

  • 畳数だけで、広さを比較する。
  • 坪と畳の関係(1坪=2畳)を、混同する。
  • 延床面積と施工床面積を、混同する。

坪・畳・㎡の換算のチェックリスト

  • 面積の単位を、統一したか。
  • 畳の大きさ(地域差)を、理解したか。
  • 図面の、寸法を、確認したか。

坪・畳・㎡の換算のFAQ(よくある質問)

Q. 1坪は、何畳ですか?
A. 約2畳です(1坪=約3.3㎡、1畳=約1.62〜1.65㎡)。

Q. 30坪の家は、何㎡ですか?
A. 約99㎡です。

Q. 畳の大きさは、地域によって違いますか?
A. はい。江戸間・中京間・京間・団地間などがあります。

筆者の見解(坪・畳・㎡の換算)

広さの単位は、「同じものを、別の物差しで測っている」だけですが、単位が混在すると、比較を誤ることがあります。図面や見積書は、㎡を基準にして、畳・坪は、イメージを補うものとして、使い分けるのが、混乱を避ける方法だと思います。実際の広さは、数字より、体感が確実です。

坪・畳・㎡の換算の関連項目

出典(一次情報)

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の設計・契約・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容は各公的機関の公式サイトや、専門家(建築士・税理士・金融機関など)でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。